多孔性とは?

 

間隙形成(多孔性)とは、特に鋳物などの材料が製造工程で液体から固体へ変化するときに生じる現象です。間隙には表面の間隙と中心部の間隙があります。これらの間隙は、表面の仕上がりに影響を及ぼしたり、気体や液体が漏れる経路になったりします。

含浸は、間隙形成により生じる問題を解決するための費用効率が高い永久的なソリューションです。

裸眼では見えないほどの小さな穴や欠損が形成されることがあり、そこへ気体や液体が充満すると、費用を要する著しい品質上の問題となる漏れや表面欠陥が生じ、漏れに起因して作動中の部品が故障する場合があります。

真空含浸は、熱、油分、化学薬品、または振動に耐性のある安定した柔軟性のある材料であらゆる空洞を埋めてこのような問題を解決する永久的ソリューションです。

 

真空含浸加工は表面下で進行し、原材料と完成品のどちらでも加工でき、寸法を変化させたり、製品を汚染したりすることはありません。 

porosity

間隙処理法としての含浸は1950年代から現在に至るまで採用されていますが、ケイ酸ナトリウムやポリエステルなどの伝統的なシーラントはより効果的で環境にもやさしいメタクリル樹脂をベースにした製品に置き換えられています。

長年にわたり絶えず改善し続けることがUltraseal Internationalの使命です。それによって、修正加工ではなく真の品質強化としての含浸の利点を企業に理解していただいています。

間隙形成(多孔性)は様々な材料に発生しますが、アルミニウムまたはマグネシウムダイカストでは特に頻発し、主に次の3種類の間隙形成が見られます。

  • フローポロシティ - 鋳造中の圧力不足または溶湯の状態の悪さが原因で表面または内部に欠陥が生じます。

  • ガスポロシティ - 金型内に閉じ込められたガスにより生じる欠陥で、通常、鋳物の内部に発生します。金型鋳造におけるガスポロシティは、閉じ込められたガス、蒸気、燃焼した潤滑剤の3つの主な原因により発生します。

  • シュリンクポロシティ - 最も頻発し、コントロールが困難な欠陥で、金属が液体から固体へ変化するときに体積が変化することにより発生します。


間隙は、特に鋳物の内部に発生するものは、程度の差こそありますがすべての鋳物に発生するため、鋳物製造サプライチェーンのあらゆる企業を悩ませます。間隙は、構造物に生じた一連の中空部で、3つの基本的形状があります。

 


完全内包形 - この種の間隙は、その後の切削加工で露出することがない限りあまり問題にはなりません。

 

                                                                         porosity1

 

袋形 - 内部腐食の原因になり、塗装を持ち上げて染み状になります。


                                                                        porosity2

 

貫通形 - ガスや液体が鋳物を通して染み出してくるため作動中に問題が発生します。 

 

                                                                      porosity3

 

その結果、設備と化学シーラントを正しく適合させることが極めて重要です。Ultraseal Internationalは研究開発に多額の資本投入を行い、Ultrasealの最新設備が環境問題の解決に大きく貢献するMX2およびRexeal再生可能シーラントなどの最新の製品と効果的に機能するよう設計しています。

Ultrasealは、最も信頼できる含浸性能の評価方法として、国際的な規格および著名な試験手順で用いられている含浸試験リングを使用した方法を推奨しています。この評価方法を用いることにより、製品の使用中の性能を反映した結果が得られます。

グラフの青色の線は、含浸処理する前の試験リングの中空部(間隙)のサイズと密度を表しています。

 

                porograph

 

グラフの赤色の線は、Rexeal 100で含浸処理したあとの試験リングの中空部(間隙)のサイズと数を表しています。この線は、すべての微細な隙間が密閉され、サンプルの中空部合計量が99%改善していることを示しています。 

 

 

試験リングの間隙の拡大図を示す顕微鏡切片 

 

iron
aluminium

鉄リング 

  アルミニウムリング

 

詳しい情報は、 製品パンフレット ダウンロードページにアクセスしてください。