フロントローディング式装置

 

世界中の様々な産業で、一貫生産、生産性向上、コストと仕掛品(WIP)の削減に眼が向けられています。従来のトップローディング式装置は人間工学的にこのようなニーズに対応できないため、含浸システムに別の条件が求められることになりました。

多くの企業が採用した「効率的生産(リーンマニュファクチャリング)」では、WIPの削減に取り組むことが求められ、そこで含浸装置に突きつけられた必要条件は、少量のバッチを処理できるだけでなく、サイクル時間を短縮し、装置を生産工程に完全に組み込むことでした。Ultraseal Internationalは、世界中で採用されているコンベア式製造ラインの大半を補完することができる世界初のフロントローディング式含浸システムを開発しました。フロントローディング式システムは、高速運転と優れたコントロールが可能で、保健上および安全上の メリットがあり、製造ラインに完全に組み込むことができます。必要であれば、単純なコンベアを利用してフロントローディング式システムを前段階の作業に接続することができるため、補助的な搬送装置を取り付ける必要がありません。さらに、各モジュールへのローディングが単純化されているため、頭上に配置するガントリーやホイストが必要ありません。

この進化したモジュール式システムは短いサイクル時間で大量に処理することができ、個々のモジュールはごく少数のワークを収容するため、生産ライン上に未処理のまま残ったワーク(WIP)を最小限に抑えることができます。

Ultrasealのフロントローディング式装置は、評価の高いUltraseal リサイクル型シーラントが使用できるよう当初から設計されていました。従って、環境保全上および保健安全上の利点も得られます。また、タンクは密閉式で、処理液は密閉して離れた位置に配置され、作業エリアへの排気が最小限に抑えられているため、装置本体は他の工程がある工場内のメインエリアに配置することができます。

コンパクトな各モジュールは循環式処理に伴う高い生産性と品質を提供しますが、トップローディング式装置とは異なり、オートクレーブ内で循環式廃液処理が行われるために必要とするモジュール数が少なく、そのためにコストと設置面積も少くてすみます。

 

 

フロントローダーの寸法

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フロントローディング式装置

フロントローディング式装置は、ワークの操作を最小限に抑えるため、標準のEurotrayまたは類似したサイズのバスケットを使用できるよう設計されています。多くの用途では、含浸システムでワークを操作することはありません。搬送装置内に配置したまま処理され、バスケットから移し変える際にワークを損傷する可能性を排除しています。 

 

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装置内での処理は全自動


その他にUltrasealが加えた改良は、生産ラインの本流に組み込むために完全に自動化された装置の開発です。これにより、エンジンブロックの製造などの大量生産で必要とされる高い処理能力が得られます。

 

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一部の装置は、切削加工後の生産ラインに接続されます。エンジンブロックは漏れ検査が行われ、処理が必要と判断されたブロックのみが含浸装置内に自動的に送り込まれます。含浸装置を通過したブロックには再度漏れ検査が行われ、含浸処理が完全に行われたかどうかを確認したあと次の工程へ送られます。品質を保証するため、メーカーによっては生産品のすべてに含浸処理を行っています。すなわち、含浸処理のコストが漏れ検査のコストよりも安いことを意味します。